くさいご飯

おれんじは多国籍好き。

洋服もバックも雑貨も多国籍（特にアジア）中心。
毎回服のテーマをつけている。この前は「タイのインチキ花売り師」

そんなわけでいろんな国のご飯も興味津々。
最近ネットで多国籍料理屋さんを探しては、プリントして向かう。

タイ
インドネシア
ベトナム
インド

おおーなんてインターナショナル
美味しい料理、美味しい飲み物は数多くあるが、中には

「ぬあんじゃこりゃー」

と、松田優作並に叫びたくなるものもある。

ずっと前の話。
友達と様々なアジアの食材や服などを買って、その日は友達の家に泊まった。
翌朝　友達がまだ寝ていたのでお腹が空いたおれんじは前の日に買った
「グリーンカレー（レトルト）」を食べることにした。

美味しそうなパッケージとは逆に開けた途端強烈な匂いが、鼻に突き刺り後ろにのけぞった。

くっっさ～

しかし、温めれば美味しくなるのかもしれないと
よろよろと電子レンジで温めたが、匂いはますます凶暴化し、
あまりの強烈な匂いに爆睡していた友達も目を覚ました。

くさい！なにこれ？

彼女が叫んだ時、おれんじは電子レンジの前で倒れていた。

窓を開けて、温まったグリーンカレーを電子レンジからだし、
二人で匂いを嗅いでまた倒れる。
インド人よ…本当にこれがうまいのかい…？そうならばあたしゃインド人と
一緒に暮らせないよ～

どちらが先に口にするかケンカをしながら、食べる。

やっぱマズイ

やっぱくさい

結局、そのカレーは残念ながら三角コーナー行きだったが、
執念深くカレーはしばらく彼女の部屋の空気を支配していたのだった。

他にも新宿で違う友達とタイ（だっけな？）料理のランチに行った。
お互い注文した料理は私にとってはもんのすごく美味しくて！大正解だったのだが、一緒にいた彼女はなじめなかったらしく、料理を前にぐったりしていた。

彼女があのグリーンカレーの匂いを嗅いでいたらきっと死んでしまっただろう…
と彼女の料理を食べながら思った。げふ～

多国籍料理を食べに行くときは友達を選んだ方が良いと思う。
おフランスやイタリア料理ならともかく

どうやらアジアは深いようだ。